Amazon大口出品アカウント作成時の審査とは?登録完了後に審査対象になった時の対処方法も解説!
昨今、副業ブーム到来でAmazonせどりを始める方が非常に増えていますが
「Amazonせどりを始めたけど、大口出品と小口出品はどちらを作成すれば良いかわからない」
「大口審査は審査があるって聞いたけど誰でも通れるの?」
など疑問に思っている方は多いのではないでしょうか?
Amazonせどりは手軽に始められることから注目されていますが、最近は登録まで以前と比べて時間がかかるようになりました。また審査の方法も変わってきているので、最新の情報を知っておくことでスムーズにAmazonせどりを始められます。
こちらの記事では、Amazon出品アカウントについて徹底解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
Amazonの出品アカウントについて
Amazonの出品アカウントには2種類が存在します。必ずAmazonせどりを始める際は、どちらの出品アカウントで商品を出品していくのか決めなくてはなりません。
結論そちらが良いかは、毎月どれくらい商品を出品していくかによって変わってきます。
下記で解説しているので、しっかり覚えておきましょう。
大口出品アカウントとは
大口出品の最大の特徴は毎月5,390円(税込)かかることです。ただAmazonせどりをやっている方のほとんどが大口出品で登録されています。理由としては、大口出品には多くのメリットが存在するからです。メリットについてもいくつか上げていきます。
- カートを取得できる
- マケプレマークがつく
- レポート分析ができる
- 商品の一括登録ができる
- 購入者の決済方法が多い
- 出品規制がかかってる商品が少ない
- 新規商品の出品が可能
それでは一つずつ解説していきます。
1.カートを取得できる
「カートを制する者は、Amazonを制する」と言われるほど、Amazonで商品を販売していく上で大切な項目になります。
カートとはこちらの画像でいう販売元の部分です。こちらは今、『Amazon.co.jp』がカートを取得しているということです。カートを取れるか取れないかで売り上げに大きく影響してきます。
2.マケプレマークがつく
みなさんはこのようなprimeマークを見たことはないでしょうか?
マケプレプライムはどういったメリットがあるのかというと、お急ぎ便や、配送料無料を選択できるため購入者の購買意欲につながる対策をうてます。プライムマークがある商品とない商品では売れ行きに差が出るので覚えておきましょう。
3.レポート分析ができる
大口出品では毎月の売上の管理や、どれくらいのアクセスがあったかなどを確認することができます。
売上推移などが一目でわかるので、データ分析をして今後の課題を明確にすることも可能です。
4.商品の一括登録ができる
Amazonで出品する際に必要なのは、商品登録です。大口出品ではこの商品登録を一括で可能です。メリットは効率的に商品を出品できることです。
商品登録で必要な項目は
- 出品者SKU
- コンディション
- コンディション説明(任意)
- 販売価格
- ポイント
- 在庫
- リードタイム
以上の7つです。この項目を一括で登録できるので非常に便利が良いです。ちなみに小口出品では、一つずつ入力する必要があるので、商品の出品数が少ない方は小口出品でも良いと言えるでしょう。
5.購入者の決済方法が多い
購入者の決済方法が多いのも大口出品のメリットです。購入者からしたら、決済方法が多いのは大変嬉しいことです。実際にどれくらい大口出品と小口出品では、決済方法に違いがあるのか記載します。
大口出品 | 小口出品 |
クレジットカード | クレジットカード |
携帯決済 | 携帯決済 |
Amazonショッピングカード | Amazonショッピングカード |
Amazonギフトカード | Amazonギフトカード |
請求書払い | 請求書払い |
代金引換 | |
Edy払い | |
コンビニ決済 |
小口出品では、・代金引換・Edy払い・コンビニ決済に対応ができないことがわかります。
この3点を利用する方は意外と多いですよね。
6.出品規制がかかってる商品が少ない
大口出品と小口出品には、出品できるジャンルにも差があります。
大口出品であれば出品できるジャンルは
- 時計
- 食品&飲料
- ヘルス&ビューティー
- アパレル・シューズ・バッグ
- ペット用品
- ジュエリー
- コスメ
があります。これらを出品する予定がない方は小口出品でも出品ジャンルに関しては問題ないでしょう。ただ、Amazonせどりで稼いでいく上で、食品やペット用品などは比較的利益が取りやすいジャンルにもなってきます。
7.新規商品の出品が可能
新規商品とは、Amazonに登録されていない商品を新しく登録して出品した商品のことを指します。小口出品では新規商品の出品ができないため、覚えておかなくてはいけません。
小口出品アカウントとは
続いて小口出品アカウントについて説明していきます。小口出品で商品を販売する場合、手数料はかかりません。ただ商品が売れる度に成約料金が発生します。その制約料金は1商品あたり100円が発生します。ですので月に49点以上販売する方は大口出品の方がお得です。
小口出品でメリットをあげるとするならば、気軽に始めることができるという点かと思います。副業でAmazonせどりに参入される方にとってはお試しでどういった流れを踏むのか、果たして自分にあっているのかを確認することもできます。途中大口出品に切り替えることも簡単です。
Amazon大口出品アカウントの審査について
ここまでAmazonの大口出品と小口出品について解説してきました。
ここからは最新のアカウントの審査事情について解説していきます。
近年、Amazonせどりの参入者が増えていることもあり新しい審査も導入されたりと厳しくなっている印象です。
特にYouTube大学でおなじみの中田敦彦さんが、Amazonせどりをおすすめの副業として紹介してからは、アカウントを作成できるまで1ヶ月近くかかる方もいるほどです。
アカウントを作成する際は、事前に新しい情報を準備しておくことでスムーズに進みます。
Amazon担当者とビデオ通話審査が必要になる場合もある
Amazonにて大口出品のアカウントを作成すると、近年不正アカウント防止のためビデオ通話での審査があります。これは全員ではないのですが、Amazon側がランダムに選定しています。ビデオ審査が必要な方は必ずAmazonから連絡がきます。Amazonで登録したメールアドレスは毎日しっかりチェックしておきましょう。
ビデオ通話審査は日時を指定できるの?
ビデオ通話の審査は、ご自身で30分刻みに予約が可能となっています。これなら時間がない方や副業で始めた方も安心です。ただ、ビデオ審査を後回しにしていると、アカウントを作成する時間がかなりかかってしまうので注意が必要です。
ビデオ通話審査の内容は?
Amazonのビデオ審査は、
Amazonの担当者1名とAmazonのビデオ通話サービスを利用して面談します。あらかじめ準備しておくものは本人確認ができる免許証か身分証です。それ以外は特に必要ございません。
ビデオ審査で主に質問される内容は以下の通りです。
- まずは本人確認
- 運転免許証や身分証の提示(画面越しに)
- 審査結果についての説明
非常に簡単な内容になっています。ビデオ審査の案内がきたときは、「30分程度時間をあけておいてください」と言われますが、ほとんどの方が10分程度で済みます。ちなみに場所は自宅でなくても問題ないです。
ビデオ通話審査の結果はいつわかる?
Amazon担当者とのビデオ通話が終わると、審査結果は24時間以内にメールで送られます。またAmazonセラーセントラルの画面でも確認ができます。本人確認などに問題がなければ審査に落ちることはないので安心して登録しましょう。
登録完了後に出品アカウントの審査が行われるって本当?
ご存じない方も多いのですが、実は登録完了しても審査があるんです。しかも、この審査には売上金などが保留されて、資金繰りをかなり悪化させる恐れがあるのでしっかり覚えておきましょう。それでは詳しく解説していきます。
何の通知もなくアカウント審査が行われる
このタイトルを見てドキッとした方も多いかと思います。実はAmazonアカウントの審査はいきなり行われることが近年増えてきています。審査が入ると、アカウントが停止してしまいます。「アカウント停止」これほど恐ろしいことはありません。対処法はAmazonの指示に従うこと、それだけです。もし、アカウントに異変を感じたらすぐさまセラーセントラルを確認し、登録しているメールアドレスを確認しましょう。必ずAmazonからメッセージが届いているはずです。
どんなアカウントが審査の対象になってる?
このアカウント審査はアカウントを作成して間もない方や、半年に満たない方が大変多いです。新規アカウントは審査があるかもしれないということは、必ず頭に入れておきましょう。
アカウント審査はどれくらいの期間で終わるの?
アカウントの審査期間ですが、何事もなければ1ヶ月ほどです。ただ、Amazonからの対応を疎かにしたりすると3ヶ月近くかかることもあります。
アカウント審査中のアカウント残高はどうなる?
おそらくアカウントが停止してしまった際に、1番気になる点がアカウントにある残高ですよね。結論からいうとこの残高は引き出すことはできなくなります。もちろん、アカウントが復旧すれば引き出せますので安心してください。ただ、アカウント停止している間、引き出せないとなると、仕入れた分の支払いにしわ寄せが来ます。支払いができないと大変なことになるのは明らかです。なのでアカウント停止がわかり次第、至急改善に努めましょう。
ちなみにアカウント残高に、お金を入れっぱなしにしておくのはやめましょう。また、せどりの情報発信をしている方が「毎日、売上金は口座に振り込みましょう。そうすることで、もしもアカウントが停止してしまった場合でも、口座にあればなんの問題もないので」と言っていますが、正直それもリスキーなのです。理由としては、毎日入金を繰り返していると、Amazon側がアカウント停止を恐れて毎日入金をしているのでは?と疑われるきっかけになります。以前、中国の悪徳Amazonセラーが、よくこの行為をやっていたのも理由になります。なので、1番良いのは3日ほどに1回入金をすることです。これはしっかり覚えておきましょう。
また、セラーセントラルでもアカウント審査について記載がありますので、一度目をとおしておきましょう。
登録完了後に出品アカウントが審査になる原因
登録完了後に出品アカウントが審査になる要因は、大きく分けて2つあります。
出品者用アカウントでの取引が取引限度額を超えた
実はAmazonにはアカウントごとに取引限度額が設定してあります。アカウントを作成して間もない方はこの限度額が低い傾向にあります。そのため初期段階でかなり仕入れて販売していくと、この設定された限度額を超過して、Amazonから疑われて審査が入るといった流れです。また取引限度額がいくらに設定されているのかは、わからないのが厄介なところです。最初は業者のような取引をするのはあまり好ましくないといえるでしょう。
メーカー・権利保有者から偽物商品だと疑われた
2点目はメーカー・権利保有者から偽物商品だと疑われたケースです。もしも本当に偽物を販売している場合は一発でアカウント削除(垢BAN)を食らうことでしょう。ただ偽物を販売している人は限りなく少ないです。
「それでも疑われるのか?」
「はい。疑われます。」
Amazonせどりをやっている方はご存知の方が多いかと思いますが、知的財産権の侵害の恐れがあるといったメールが届きます。このメールが届いた場合は、その商品が本物かどうかを証明する必要があります。購入した店舗のレシートを送ったり、改善計画書を添えたりと対応しなくてはいけません。もしもこの対応を無視し続けると、商品をAmazonで勝手に破棄されます。この時点ではアカウント停止していないことの方が多いです。これを何度も続けるとアカウント停止されるリスクが高まります。
正直、知的財産権の侵害から逃れるのは初心者の方だとかなり難しいです。なぜなら誰もが知っているメーカーでも知的侵害の恐れがあるからです。
ただ対処法もいくつかあります。それは
- 仕入れる際の判断を気をつける
仕入れる商品を見つけたら、必ず現在の出品者情報を見ましょう。もしも、その商品のメーカーが販売元になっている場合は、知的侵害の恐れが大いにあります。商品の出品者がかなり長い間1人の場合も注意が必要です。少しでも迷ったら、仕入れないことをおすすめします。リスクが大きすぎるので。
また、仕入れ判断のツールとして「keepa」を利用されている方は必見のテクニックがあります。それは、このようにグラフで見ると、出品者が急激に1人になっている箇所がわかるかと思います。この場合、知的財産の侵害で多くの出品者がこの商品を出品できなくなってしまったからです。このようなグラフを見たら注意しましょう。
- 出品して売れた商品のSKU削除
出品している商品が売れたらそのままにしていませんか?もし商品が売れて1週間ほど経ったら、商品のSKUごと削除することをおすすめします。SKUを削除していないと、売れていても知的財産権の侵害で連絡が来ることもあります。ですので、そういったリスクを回避するためにも売れた商品のSKUは削除しておきましょう。
Amazon出品アカウントの審査ついてまとめ
Amazonの参入者が増えている影響で規制が少しずつ厳しくなってきているのが現状です。Amazonせどりは攻めの部分(仕入れ、出品)ももちろん大事ですが、守りの部分(アカウントの健全性、リスク回避)の方が断然重要です。
本日の内容はしっかり覚えておきましょう。