中国輸入サイト「アリババ」の登録方法・使い方を操作画面付きで解説
近年、スマートフォンの普及によりネットショップで買い物をする方や、実際に自分でショップを開設し販売を行っている方も多いかと思います。
物流技術の進歩により、世界中の商品を購入できるようになったいま、中国輸入ビジネスに興味を持つ人が増えてきています。
「中国輸入を行なっているけど、あまり利益を出せていない」「これから中国輸入をはじめたいけど、どの通販サイトを利用すればよいかわからない」という方に向けて、中国輸入でおすすめの通販サイト「アリババ(1688.com)」について解説していきます。
中国輸入通販サイト「アリババ」とは?
中国輸入通販サイト「アリババ」は、しばしば「中国版Amazon」とも呼ばれる中国の通販サイトです。ECの成功例として世界的に有名なIT企業である「アリババグループ(阿里巴巴集団)」が運営しています。
アリババグループは以下のように多数の通販サイトを運営していますが、その中でもコアとなるのが、アリババドットコムです。
- 「Alibaba.com(アリババドットコム)(越境EC BtoB)
- 「1688.com(イチロクハチハチ)(国内向けBtoB)
- 「天猫(テンマオ)」(BtoC)
- 「天猫国際」(越境EC)
- 「淘宝網(タオバオ)」(CtoC)
- 「アリエクスプレス」
1688.comは国内向けのBtoBサイトであり、商品単価がアリババ(アリババドットコム)と比較して安いというメリットがあります。初心者でもより気軽に利用可能なのが中国輸入通販サイトアリババのメリットです。
中国通販サイト「アリババ」の登録方法
中国輸入通販サイト「アリババ」(1688.com)の登録はトップページから可能です。アリババは中国語のサイトのため、Chromeなどのブラウザーのアドオンを利用し、英語に翻訳して利用することをおすすめします。日本語に翻訳しても良いですが、英語に翻訳した方が、翻訳が正確です。
トップページの「free registration」をクリックしましょう。
「Personal account」を選択し「同意」をクリックしてください。
会員名やパスワード、電話番号などの必要情報を入力して、「同意」をクリックしましょう。なお会員名は5文字〜25文字に収める必要があります。
電話番号に認証コードが送られてくるので、認証コードを入力し「提交」をクリックしましょう。
中国通販サイト「アリババ」の簡単な使い方や流れ
中国通販サイト「アリババ」の使い方を3つのステップに分けて解説します。
商品検索の方法
アリババで商品を検索する方法は「カテゴリー検索」「キーワード検索」「画像検索」の3種類があるため、目的に応じて検索方法を使い分けましょう。
具体的な輸入商品が決まっていない場合には、カテゴリ検索がおすすめです。具体的な輸入商品が決まっている場合には、キーワード検索をおすすめします。アリババは商品価格が安く、類似商品がアリババでより低価格で販売されているケースがあるため、アリババで検索したい場合には画像検索を利用してください。
商品ページの見方
気になる商品があれば、クリックして商品ページを確認しましょう。商品価格の欄には円のマークがありますが、通貨は元です。商品ページから最小販売単位と販売単位ごとの価格を確認してください。例えばこの商品は、2枚〜29枚の注文では81元(約1359円)です。
商品ページをスクロールするとショップの情報が表示されているので、確認しましょう。アリババの中には良くないショップも存在するため、ショップの情報をしっかり確認することをおすすめします。
「物流」と書かれている部分が送料になります。
プルダウンからお届け先を変更することで送料が変わります。
こちらの送料は中国国内送料ですのでご注意ください。
中国輸入通販サイト「アリババ」のメリットとデメリット
中国輸入通販サイト「アリババ」(1688.com)を利用するメリットは主に3つあります。
- 商品を安価な値段で仕入れることが可能
- ロット数の多い注文が可能
- サポート体制が充実している
- 豊富な商品の品揃え
メリット①商品を安価な値段で仕入れることが可能
中国輸入の際にはアリババやタオバオ、aliexpress、ebayなどの中国通販サイトが利用されることが多いです。その中でもアリババは多くのセラーや工場・直営店も出店しているため、商品を安い値段で仕入れることができます。
こちらの商品はなんと58元、日本円にすると約984円です。
日本で買うとおそらく2~3000円はするでしょう。
このように、仕入れ額の安いアリババから仕入れを行い日本で転売することで利益を出すことができます。
メリット②ロット数の多い注文が可能
中国輸入通販サイト「アリババ」は個人向けというよりは企業や法人・業者向けの通販サイトなので、出品者も在庫を多く用意しています。そのため、1度に大量の発注が可能です。
購入数が多くなればなるほど単価が安くなるので、売りたい商品が決まっている方やまとまった資金が準備できる方であれば、タオバオなどの通販サイトで仕入れるよりもずっとお得に仕入れることができます。
メリット③サポート体制が充実している
また中国輸入通販サイト「アリババ」はサポート体制が整っており、1年保証がついている商品も多いです。また不良品が届いた場合には交換・返品ができます。輸入代行業者の中には検品を行なってくれる業者もあり手間を省くことが可能です。
メリット④豊富な商品の品揃え
中国輸入通販サイト「アリババ」は中国のAmazonと言われるほど、商品の品揃えが豊富な通販サイトです。
そのため、探したい商品がすぐ見つかります。
アクセサリー系や洋服類などのファッション関連商品が人気です。
次にデメリットについて解説していきます。
デメリット①工場・セラーによって商品の品質にバラつきがある
中国輸入通販サイト「アリババ」は同じような商品の販売先でも、工場・セラーによって品質にバラつきがあります。仕入れた商品の一部が売り物にならないレベルの不良品だった、ということもアリババを利用する上では時に起きてしまいます。
なので、ポイントとしては初めて取引する工場はテスト仕入れから行い、信頼できる工場かどうかを見極める必要性が出てきます。
デメリット②出品者やショップによってはレスポンスが遅い場合がある
また、中国輸入通販サイト「アリババ」の出品者(ショップ)は生産活動をメインとしているため、顧客対応が遅くなりがちです。チャットやメールから問合せをしたのに返事がなかなか返ってこない、、、ということもしばしばあります。
デメリット③中国語がわかっていないと取引が難しい
中国輸入通販サイト「アリババ」は中国の中国国内向けのサイトなので、もちろんショップページや出品者も中国人がほとんどです。中には英語でやりとりしてくれるショップもありますが大半は中国語でのやりとりです。そのため、中国語ができないと円滑な取引は難しいです。
中国輸入通販サイト「アリババ」で仕入れをする際の注意点
違法にならないかどうか
アリババで仕入れをする際には、法律で輸入や販売が禁止されているものに該当しないかを注意しなければなりません。
万が一、知らずに輸入禁止の商品を輸入してしまった場合、日本の税関ですべて商品が没収されてしまいますので、大きな損失に繋がります。
輸入が禁止されているものには
- 液体類
- ブランドのコピー品
- キャラクター商品
- 医薬品
などがあります。
ちなみに輸入ができないものについての詳細は税関やJetroのホームページで確認する事が可能です。
信頼できるショップかどうか
中国のECサイトでは、ショップによって大きく品質が異なります。
ショップの評価は、とても重要になるため仕入れを行う際は絶対にチェックするようにしましょう。
中国輸入通販サイト「アリババ」からの仕入れには代行業者の利用がおすすめ
代行業者を利用した場合の手順
代行業者を利用した商品の注文は以下の手順で可能です。
- 代行業者に登録・利用する
- 代行業者にアリババでの商品仕入れを依頼する
- 代行業者が検品・梱包を行う
- 代行業者が商品を発送する
なお基本的には以上の流れで商品を注文可能ですが、代行業者により流れが異なるため注意しましょう。
代行業者を利用するメリット
代行業者を利用するメリットには以下のようなものがあります。
- 中国語ができなくても大丈夫
- 誤って輸入禁止商品などを輸入してしまうリスクがない
- 不良品を現地で発見・返品してもらえる
- fbaへの直接納品が可能
代行業者はほとんどが中国、日本両方に事務所を構えています。
そのため、中国語が堪能なのはもちろん、検品作業も中国で行ってもらえます。
商品の品質が不安という方は代行業者を利用することを強くおすすめします。
また、代行業者を利用すれば輸入禁止商品なども事前に教えてもらえるので、そういった法律に関する心配もありません。
代行業者によりますが、中国からAmazonのfba倉庫への直接納品も可能なので、FBAを活用して物販の手間を削減したい方には嬉しいですよね。
もちろん、そうでない代行業者もあるため代行業者の利用を検討している方は、代行業者選びには注意しましょう。
中国輸入通販サイト「アリババ」からの仕入れにおすすめの代行業者ランキングBEST3!
第1位 イーウーマート
輸入量が多い方におすすめなのがイーウーマートです。有料会員制のため、21,670円(税込み)の月会費が発生しますが、代行手数料がかかりません。月会費が発生しない代行業者では8%前後の代行手数料が発生することが多いです。計算すると月に25万円以上の購入代行を依頼すると、イーウーマートの方がお得になります。
イーウーマートの特徴はなんといっても『サポートの手厚さ』です。
またイーウーマートは日本人と中国人の両方のアドバイザーが1人につき4人体制で付くため、必要に応じて相談するアドバイザーを選ぶことが可能です。
また、経験豊富なfba専属の担当者が1人1人につくので、fba納品トラブルの少なさやfba納品時のアドバイスが可能な点がウリです。
仕入れ量が多くなってきて、Amazonfbaを利用して物販を自動化させたい方にはおすすめの代行業者です。
第2位 CiLEL
輸入量が少ない方におすすめなのが、CiLELです。CiLELには有料会員制度(パートナーシップ会員:月額13,000円)がありますが、月会費の発生しない一般会員としても利用できます。代行手数料は8%かかりますが、購入代行を依頼する商品の月当たりの合計金額が25万円を超えない場合には、国際配送料を除く費用がお得です。また仕入れだけでなく、販売や資金繰りに対するサポートもあるため、初心者には特におすすめします。
第3位 イーウーパスポート
IPとも呼ばれるイーウーパスポートは3年連続で日系配送物量No.1を誇っている中国輸入代行業者です。価格、サポート内容、対応エリアの広さなどを強みとしています。
イーウーパスポートを利用すると現地パートナーをつけることができます。そうすれば、自分が見つけられなかった商品でも現地パートナーに相談することで見つけてくれることがあります。このように、現地のパートナーがいることで自身のビジネスの幅を広げることが可能になります。
中国輸入通販サイト「アリババ」以外のおすすめ中国通販サイトはこちら!
淘宝網(タオバオ)
アリババ同様に中国輸入で知名度が高いのがタオバオです。個人向けの通販サイトのため、商品単価の低さではアリババには劣りますが、商品の取扱数が多く、10億点以上の商品を取り扱っているといわれてます。
天猫(TMALL)
アリババとタオバオに次いで有名な通販サイトが天猫(ティエンマオ)です。アリババとタオバオと比較すると商品単価が高いですが、出店基準は上記の通販サイトよりも厳しいため、品質が高いという特徴を持ちます。
アリエクスプレス(aliexpress)
アリエクスプレスは楽天市場などのネット通販のように商品の購入ができる中国ECサイトです。
小売り対応をしているため、1個からでも購入が可能です。アリエクスプレスは直接日本まで発送してくれるので、代行業者を経由しなくても商品を購入することが可能です。
利便性が高いが、他のサイトに比べて価格は少し高めです。アリエクスプレスから仕入れた場合でも十分利益がとれる商品があれば、利用の価値は十分あるでしょう。
まとめ
アリババ(1688.com)はロット単位での注文のため、個人輸入は難しいというデメリットがあります。しかし工場や直営店が出店しており、他の通販サイトと比較してより安価に輸入可能です。輸入代行業者を利用すれば、手間も少ないため、おすすめします。