【アリババから仕入れる方法】個人輸入するのは簡単?代行の方がいい?やり方や流れを解説流れを解説
アリババってよく聞くけど、実際に商品を買ってみたい!
このように感じている人もいることでしょう。
輸入といえば代行業者を経由して、、、というイメージが強いかもしれませんが
実は個人でも外国から商品を輸入(購入)することはできます。
今回はアリババを使って個人輸入する方法についてお伝えしていきます。
アリババってどんなサイト?
アリババとは1999年に創業されたアリババグループが運営するECサイトで
企業間取引をメインとしています。
- 「Alibaba.com(アリババドットコム)(越境EC BtoB)
- 「1688.com(イチロクハチハチ)(国内向けBtoB)
- 「天猫(テンマオ)」(BtoC)
- 「天猫国際」(越境EC)
- 「淘宝網(タオバオ)」(CtoC)
アリババの特徴①価格が安い
直接工場から商品を買いつけることができるため
まとまったロット数で購入するとかなり安価に購入できることが
アリババの大きな特徴の1つです。
アリババの特徴②大ロットでの仕入れが可能
直接工場から商品を買い付けることになるため、大ロットでの注文が基本です。
大ロットで注文すると様々な費用を抑えることができます。
アリババの特徴③価格交渉が可能
工場との直接取引、大ロットでの注文ということもあり、工場との価格交渉が可能です。
どの工場も必ず価格交渉をしてもらえるとは限りませんが
アリババから仕入れる際は1度確認してみましょう。
アリババで仕入れ!個人で輸入する方法とは
アリババから個人で商品を購入する場合、基本的な流れは以下のようになります。
- アリババのサイトに会員登録をする
- 仕入れたい商品を決める・探す
- 必要な個数を入力し、クレジットカードなどで決済する
アリババには集運サービス(淘宝集运)があり、これは購入した商品を
一旦指定の倉庫で預かり、各国に届けてくれるサービスになります。
そのため、仮に日本の住所であってもこのサービスを活用すれば
日本で商品を受け取ることが可能です。
ですが、個人輸入の場合は購入した後のチャットでのやり取りは
すべて中国語もしくは英語で行う必要があるので
日本語でのコミュニケーションを希望する場合は
「輸入代行業者」を利用することをおすすめします。
アリババの登録方法
まずは登録をしないといけませんので、登録方法を解説します。
この画面は、Googleアドオンで中国語を英語に翻訳したものです。
もちろん、日本語翻訳のアドオンを使用すると日本語翻訳になります。
お好みの言語をお選びください。
アリババのトップページを開くと、画面上部の青枠で囲われた
free registration(無料登録)があるので、ここを選択します。
画面が切り換わったら、上部右側のPersonal account(個人登録)を選択し
画面下部の同意をクリックします。
次に会員名やパスワードなどの必要事項の入力が必要です。
入力後、画面下部のオレンジ色のボタンをクリックします。
入力した携帯番号宛にSMS認証コードが届くので
届いた認証コードを下記画面に入力し「提交」を選択してください。
すると最後の画面に移るので、下の内容を記入します。
- 氏名
- 性別
- 国
- 電話番号
- 会社名
- 取引用途
入力が完了すると会員登録完了です。
仕入れたい商品を決める
登録が完了したら実際に仕入れたい商品を決めていきましょう。
特に仕入れたい商品が決まっていない場合は、検索して商品を見てみましょう。
アリババで仕入れたい商品を探す
アリババで商品を探す方法は「画像」「カテゴリ」「キーワード」の3つの方法があります。下記で詳しく解説していきます。
画像で検索する
アリババは画像検索機能がついているので、簡単にお目当ての商品を検索することが可能になりました。やり方も簡単で、気になる商品を見つけたらパソコンに保存しておきましょう。
保存したらこちらのカメラマークから画像を選択して検索します。すると似た商品が出てくるのでお好みの商品を選んでいきます。このやり方が1番簡単なのでぜひ試してみてください。
キーワードで検索する
続いてはキーワードを使った検索方法です。アリババのサイトでは基本中国語対応なので、翻訳機能を利用しましょう。オススメはこちらです。https://translate.google.co.jp/
こちらはGoogleが提供している翻訳サイトになります。中国語だけでなく他の言語も利用できるので非常に便利がいいです。
ちなみに「簡体中国語」と「繁体中国語」の2種類があるのですが、翻訳で「繁体中国語」ではヒットしないけど、「簡体中国語」ではヒットするといったこともあります。個人的には「簡体中国語」の方がヒットする印象です。
同款/相似機能を使って検索する
画像検索、キーワード検索の他に同款(どうかん)機能、相似(そうじ)機能があります。
検索方法としては、気になる商品にカーソルを合わせると同款、相似という文言がでてきます。同款は同じ商品の価格を比較したい時に使います。相似は似ている商品がザッとでてきます。画像検索で商品がでてこない時に利用すると便利です。
購入する商品&ショップを決める
では実際に購入する商品とショップを決めていきましょう。アリババでは数多くのショップがあるため見極めが肝心です。日本では購入した商品が不良品だった場合、返品をしてくれるのが一般的ですが、アリババのサイトには稀に不良品でも返品を全く受け付けてくれないショップもあります。そうなると大量の仕入れをした場合、大きな損失になりかねません。優良店舗を選ぶことが何よりも重要なので覚えておきましょう。
購入する数によって値段は変わる
仕入れたい商品が見つかったら、商品ページで値段をチェックしましょう。アリババでは購入する商品によって値段が変わります。また色や種類によっても金額が異なる場合がありますので注意しておきましょう。
ショップの評価や運営形態を確認する
続いてショップの評価や運営形態も確認しておきましょう。ショップの評価ですが、日本ではフリマアプリやAmazonでも商品を購入する際に販売元の評価を確認することができます。アリババでもその評価は確認することができるので参考にしましょう。
また運営形態についてですが、今後オリジナル商品(OEM)にも手を出していきたいという方は、チェックしておきましょう。ではどこで確認をするのかというと、ショップ評価欄にある「经营模式」という欄です。
- 生产厂家=自社工場 → OEM対応可能
- 经销批发=卸売業者 → OEM対応不可
OEMを見据えているなら仕入先は「生产厂家」を選ぶ必要があります。卸売業者は仲介しているわけですからその分、工場直営のショップよりも値段が高い傾向にあります。
アリババで仕入れ商品を購入する
仕入れたい商品を見つけたら最後のステップは実際に商品を購入していきましょう。購入方法は2種類あります。それは
- 個人で輸入する方法
- 輸入代行業者に仕入れをお願いする方法
です。下記で詳しく解説していきます。
個人で輸入する
個人で輸入するのは結論、初心者の方にはおすすめできません。仕入れ先との交渉や管理、手続き、発送まで自分で段取りを組まなくてはなりません。特に中国語がわからない方には過酷です。
輸入代行業者に仕入れをお願いする
初心者の方や不安な方は、必ず輸入代行業者を利用しましょう。先ほど個人輸入では仕入れ先との交渉や管理、税関の手続きから発送まで全て自分でしなくてはならないと説明しましたが、輸入代行業者を利用するとこれらのことは任せることができます。そのため安心して取引をすることができますし、何より効率よく仕入れから販売まですることができます。ここはマストで輸入代行業者を使っていきましょう。
輸入代行業者を利用してアリババで仕入れる流れ
ここからはオススメである輸入代行業者を利用したアリババでの仕入れ方法をお伝えしていきたいと思います。
輸入代行業者にアリババで商品を仕入れてもらうように依頼
「輸入代行業者に頼むのって面倒じゃないの?」そう思っている方も多いと思います。しかしやり方は非常にシンプルで輸入代行業者にアリババで商品を仕入れてもらうように依頼をかけるだけになります。代行業者によって違う部分は多少ありますが、準備されているオーダーシートに商品の型番やカラー、個数などを入力して依頼をかけるだけです。本当にたったこれだけなので使わない手はありません。
輸入代行業者がアリババで商品を仕入れる
商品の依頼をかけると輸入代行業者がオーダーシートを見て、内容に誤りがないか確認をしてくれます。もし何かしらの不備や不明点があれば必ず連絡がきます。問題がなければ商品代金の一部を支払い、輸入代行業者が実際にアリババで商品を仕入れてくれます。
アリババで購入した商品は、自宅もしくはアマゾンFBA倉庫へ発送
商品を購入し、輸入代行業者がアリババで商品を仕入れた後の流れを説明していきます。
商品を仕入れた後、その商品は輸入代行業者の事務所か倉庫に運ばれます。商品が到着したら梱包など必要な作業をおこない、日本への発送ができる状態になると輸入代行業者から連絡がきます。連絡が来たら、商品代金を全て支払います。入金が代行業者により確認できたら日本へ発送されます。発送された商品は自宅に届きますが、輸入代行業者のオプションによってはAmazonのFBA倉庫に直接配送してくれる業者もあります。直接FBAに送ってもらえるのは大変便利です。自宅だと仕入れる量によっては場所を使います。また品質の確認から梱包、ラベルの貼り付けなどのオプションも存在する業者もあります。非常に効率が良くなりますし、手間を省くことができるのでぜひ検討してください。
アリババで注文するときの注意点
アリババで商品を注文する時、以下の点に注意しましょう。
- 品質を確認するためにも最初から大量仕入れをしない
- 輸入禁止、販売禁止商品に該当しないか確認
大量仕入れを最初からしないこと
アリババは確かに同じ商品をたくさん購入すればするほどお得なのですが
最初からたくさん仕入れるのはNGです。
なぜなら、たくさん仕入れたにも関わらず
- 思っているより不良率が高かった
- 想定より売れなくて在庫が残ってしまった
ということになってしまうと赤字になってしまいます。
なので、いくら安く購入できるとはいえ、最初からたくさん仕入れるのは
リスクが大きいのでまずは5個などの少量に留めてテスト仕入れをするようにしましょう。
品質や売れ行きに問題が無ければもっと数量を増やして購入するといいでしょう。
輸入禁止、販売禁止商品に該当しないか確認すること
アリババで販売している商品はあくまでも中国国内の流通を主としているので
日本では輸入できない商品が含まれている場合もあります。
例えば、ブランドのコピー品や液体類などは日本では輸入ができない商品なので
知らずに仕入れてしまうと税関で没収されてしまいます。
また、仮に輸入できたとしてもサイトによっては販売ができない商品があるので
そちらも同時にチェックしておきましょう。
送料や関税などで赤字にならないように
送料や関税についても考える必要があります。
送料は
中国輸入の国内・国際送料はいくらかかる?配送会社や計算方法を解説
の記事で詳しく解説しています。航空便や船便、船便の中でも輸送方法で値段が大きく変わってきます。
関税は、商品代金と送料の合計額で種類が異なる関税がかかります。実行関税率と簡易関税率の2種類です。
商品代金+送料の合計額 | |
実行関税率 | 20万円を超える場合 |
簡易関税率 | 20万円以下の場合 |
関税の計算式は、税率で表されている品目については、次の計算式で計算されます。
関税率については品物毎に異なるので、税関のホームページよりご確認ください。
個人輸入のメリット・デメリット
アリババからは個人で輸入することも可能ですが、輸入代行業者を使用する手もあります。
では、アリババで個人で輸入を行う場合のメリットとデメリットを見てみましょう。
個人での輸入のメリット
個人での輸入には次のようなメリットがあります。
- 代行手数料がかからない
- ショップと細かいやり取りができる
代行業者を使用すればスムーズに輸入(購入)ができる分
代行手数料が発生してしまいます。
個人での輸入では手続きやショップとのやりとりが発生しますが
その分手数料を節約することができます。
もちろん代行業者経由でもショップに問合せを行うことは可能ですが
やりとりに時間がかかってしまうこともあります。
中国語や英語で問題なくコミュニケーションが取れる場合は
直接ショップとやり取りできることも個人輸入ならではのメリットです。
個人輸入のデメリット
一方で、個人での輸入では以下のようなデメリットがあります。
- 輸入規制は自分で確認が必要
- トラブルが起きてもすべて自己解決しないといけない
商品によっては輸入規制がかかっていることもありますが
それらを知らずに輸入してしまうと税関で引っかかったり
最悪商品を没収されたりすることもあります。
個人で輸入する場合はそのような規制もすべて自分で把握しないといけませんが
代行業者を使用すればきちんと教えてくれるため輸入規制がかかる商品を
避けて購入することが可能です。
また、購入した商品が「粗悪品だった」「商品が違っていた」という
トラブルが起きた場合も個人で輸入した場合はすべて自己解決が必要なので
かなりの労力を要してしまいます。
代行業者を利用すると発送前に商品の検品をしてくれるので
こういったトラブルはほとんど起きなくなります。
輸入代行業者を使う場合、費用や発送までにかかる時間はどれくらい?
輸入代行業者を利用すると、代行手数料、為替手数料、国際送料
の3点の費用が必ず発生します。
代行手数料とは「買い付けや検品、発送などの仕入れにかかる作業代」として
代行業者に支払う料金です。
代行業者によって異なりますが相場は商品代金の5~10%程度になります。
為替手数料についてはレートが動いて代行業者が損をしないよう
リスク回避のために実際の為替レートプラス1円ほど上乗せされて請求されるが多いです。
国際送料は代行会社によって値段が大きく変わります。
代行手数料は安いが送料が高い代行業者も多いので
代行手数料が安いから全体的に安くなる、と言う訳でないのでご注意を。
為替レートによって異なりますが大体1kgあたり日本円で500~800円程度になります。
商品の到着日数も代行業者によってばらつきはありますが、
目安として仕入れの買い付け依頼後、約2~4週間で商品が届きます。
逆に4週間以上発生している場合は配送が遅い業者ということなので注意しましょう。
アリババを使った個人輸入についてまとめ
アリババは中国輸入のサイトとして知名度がかなり高く
個人でも商品を輸入することが可能です。
もちろん、代行業者を使用すると安心ですが、
- 工場と直接コミュニケーションがとれる
- 発送された商品にトラブルが起きても自己解決できる
という場合は必ずしも代行業者を使う必要がある訳ではないので
一度個人での輸入にチャレンジしてみてもいいでしょう。
関税額=(商品+送料)×関税率