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【解説】ロジックツリー|課題抽出・思考整理に役立つフレームワーク

何か課題が発生した時、ただ頭を抱えて考えているだけではなかなかいい解決策が生まれないですよね。そこで、思考を整理しながら論理的に課題解決の方法を探るために使われるのが、ここでご紹介するロジックツリーというフレームワークです。

「ロジックツリーって何?」

「ロジックツリーってどうやって作るの?」

今回は、このような疑問にお答えしたいと思います。

「ビジネスで成功したい!」という方は、ぜひ最後までお付き合いください。

要点まとめ

  • ロジックツリーとは、課題解決のためのフレームワークである
  • 問題の見える化、原因の特定、解決策の考案などに役立つ
  • 主にWhy、How、Whatの3種類のツリーが存在する

ロジックツリー概要

ロジックツリーとは

ロジックツリーは、あらゆる問題を細かく分解することで課題解決に導くフレームワークです。ただし、課題の解決以外にも思考を整理する方法としての思考ツリーや、マインドマップとして機能することもできます。

ロジックツリーの目的・メリット

ロジックツリーを作成する主なメリットは、下記の通りです。

  • 問題を目に見える形にできる
  • 問題の原因を特定できる
  • 解決策の考案材料になる
  • 解決策が第三者と共有可能になる

ロジックツリーを作成し関連情報を細かく分解することで、問題そのもの、そしてその原因を目に見える形で特定することができます。このことにより、その問題の解決策を考案する際に、適切な判断を下しやすくなります。最後に、それらの情報は全てに見える化されているため、そこまでの理論を第三者に共有する際にも非常に役に立つツールになっています。

ロジックツリーの種類

Whyツリー

Whyツリーは、別名「原因研究」と呼ばれています。何か一つの問題に対して、なぜそうなってしまっているのか、という原因を探るためのロジックツリーです。具体的には、「売上が悪い、なぜ」というような問題からスタートし、そこから原因を羅列していくイメージです。

Howツリー

Howツリーは、別名「問題解決」と呼ばれています。解決したい問題に対して、どのような手段で改善策を講じれば良いかについて分析していく際に役立ちます。具体的には、「売り上げを上げたい、どうすれば?」というポイントからスタートし、それを達成、解決するための方法をその下に記していきます。

Whatツリー

Whatツリーは、別名「要素分解」と呼ばれています。一つの問題の要素を分解していくことで、選択肢を決定していく際に役立ちます。上記二つのツリーと比較すると少し範囲が広いツリーになっており、関係する情報は全て洗い出していくことでツリーが構成されます。

ロジックツリー作成のポイント

最後に、ロジックツリーを作成する上でのポイントをいくつかご紹介します。

  • 最初に設定する問題・課題を明確にする
  • 重複・漏れを避ける
  • 縦順の整理、内容の区別をする

ロジックツリーは全て、一つの解決したい課題からスタートします。つまり、その解決したい問題自体がはっきりしていない、もしくはクリティカルなものではなかった場合、ロジックツリーはその効果を発揮しません。最初の課題設定は、丁寧に行いましょう。

論理的思考を補助するフレームワークでは共通して言われることですが、必ず内容に重複や漏れがないかを確認しましょう。仮に重複・漏れがあった場合は、そのロジックツリーを最初から見直すことをおすすめします

ロジックツリーでは、分解された様々な情報が混在するような状態にあります。したがって、ツリーの完成後は必ず情報を原因、問題、結果などのカテゴリーで整理しましょう。また、分類が終了後は、ロジックツリーを縦の関係性が論理的に繋がっているかを確認する必要があります。

まとめ

ロジックツリーは、あらゆる問題を細かく分解することで課題解決に導くフレームワークです。ロジックツリーを作成することで、課題の原因と、その解決策を発見することができます。また、それらの結果を第三者へ共有する際にも役立ちます。

ロジックツリーには、主にWhy、How、Whatの3種類のツリーが存在します。それぞれ設定する課題に対して細かく異なる結果が得られるので、問題の種類や欲しい情報に応じて使い分ける必要があります。

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