大きなチームでプロジェクトを進める場合、個々の能力はもちろんのことながら、成功には全体像の共有が最重要です。そしてその理想を叶えてくれるのが、今回ご紹介するマンモスプロジェクトです。
「マンモスプロジェクトとは?」
「マンモスプロジェクトの使い方は?」
今回は、このような疑問にお答えしたいと思います。
「ビジネスで成功したい!」という方は、ぜひ最後までお付き合いください。
- マンモスプロジェクトとは、全体像共有に長けたプロジェクト管理ツールである
- 「5つのビュー」「ログ」「外部サービス連携」の3つでプロジェクトを成功へ導く
- チームは必ず有料プランを利用する必要がある、料金は高額なため大人数向け
マンモスプロジェクトの概要
マンモスプロジェクトとは
マンモスプロジェクトとは、プロジェクトの全体像をチームメンバーに効率よく共有できるように設計されたプロジェクト・タスク管理ツールです。具体的には、下記の3つの強みでプロジェクトを成功へと導いてくれます。
- タスクの全体像を把握する5つのビュー
- 議事録、フィードバックをログとして保存
- 外部サービスとの連携
まず5つのビューとは、リスト・カンバン・プロジェクトマップ ・ガントチャート・カレンダーです。タスクを表示する方法として考えられるフォーマットは、全て網羅していると言っても過言ではありません。チーム内の認識の抜け漏れは、確実に少なくなるでしょう。
また、プロジェクトに関することはプロジェクト管理ツール内のチャットでやり取りすることによって、言った言ってないのトラブルを防ぐことができます。そしてそのタスクについて話し合ったミーティングの議事録を添付することも可能です。
そして主に連携可能な外部サービスは、「Slack」「GitHub」です。Slackと連携することで通知を受け取りやすくなり、GitHubと連携することでエンジニアの仕事状況も簡単に共有できます。
マンモスプロジェクトの料金プラン
次に、マンモスプロジェクトの料金プランについて解説します。
個人利用であれば、無料で利用することができます。しかし、二人以上のチームで利用する場合は必ず有料プランに加入する必要があります。
通常オンライン版 |
オンプレミス版 |
プライベートクラウド版 |
|
料金 |
¥500(月/1メンバーあたり) |
¥360,000(年) |
¥600,000(年) |
マンモスプロジェクトのホームページを見ると、料金は上記のように表示されています。ぱっと見ると非常に高く見えますが、月額に換算するとオンプレミス版で¥30,000、プライベートクラウド版で¥50,000です。タスク管理ツールは原則「1ユーザーあたり」で料金を取る場合が多いですが、マンモスプロジェクトはチームごとの料金になっているようです。つまり、メンバーが多ければ多いほどお得であるということです。あまり小規模のチーム向けではありませんね。
マンモスプロジェクトの使い方
最後に、マンモスプロジェクトの使い方について解説します。
マンモスプロジェクトを利用するプロセスは、下記のような流れが理想的です。
- プロジェクトのタスクを洗い出し
- タスクを組み立て
- タスクの進捗確認
- スケジュールの調整
「タスクの洗い出し」とは、プロジェクトの進行中に発生するタスクを整理して書き出す作業のことを指します。最初のステップだけでは見えないものも多いので、大まかなものを見つけ出すだけで十分です。そこから徐々に精度を高めていき、それぞれの担当者を決定しましょう。
「タスクの組み立て」とは、マンモスプロジェクトの様々なビュー機能を使いこなしながら、タスクのスケジュールや優先順位を決めていく作業です。この作業により出来上がるものをプロジェクトマップといいます。プロジェクトマップは完成次第、早急にチームに共有し、抜け漏れがないか確認をしましょう。
そしてプロジェクトを進めながら、「タスクの進捗を確認」しながら、必要に応じて「スケジュールを調整」しましょう。プロジェクトは、なかなか想定通りに進まないものです。チーム全体としっかり歩幅を合わせながら、随時調整を加えましょう。
まとめ
マンモスプロジェクトとは、プロジェクトの全体像をチームメンバーに効率よく共有できるように設計されたプロジェクト・タスク管理ツールです。5つのタスクビュー機能、ログ機能、そして連携機能で、徹底的にコミュニケーションの齟齬を減らします。
個人利用の場合は、無料で使うことができます。しかし、マンモスプロジェクトはチームで使ってこそ力を発揮します。そのためには、ある程度の人数がいるチームでなければ、やや高い料金設定に感じてしまうでしょう。