中国の通販サイトと言えばアリババというほど認知度は高く、日本のニュースでも目にしたことがあるのではないでしょうか。
アリババは日本にない商品や、さまざまな類似商品を格安で仕入れることができるため、転売を考える人にとって魅力的な通販サイトです。
しかし海外の通販サイトということもあり、「利用したくても使い方がわからない」と思った人もいるはず。
そこでこの記事ではアリババの安全性から仕入れの方法などを解説していきます。
個人で輸入する場合は輸入代行業者を利用すると便利なので、その辺についても紹介していきます。
アリババとは
そもそも通販サイトアリババは1999年に創業されたアリババグループが運営するECサイトです。
日本で言うところのAmazonや楽天をイメージしていただくとわかりやすいと思います。
Amazonや楽天はBtoCのサイトに対し、アリババは企業間取引であるBtoB向けのサイトのため、企業や工場から直接商品を買い付けることができます。
大ロットで商品を買い付けると一個あたりの単価を大幅に値下げして仕入れることができるため、多くの人が取引を行なっています。
2020年のアリババグループの売り上げは2兆4千億以上にのぼり、中国国内における購入者数は7億5千万人以上の人が利用しています。
中国国内向けのアリババと海外向けのアリババにわかれている
アリババという通販サイト名は2種類あり、中国国内向けサイト1688.com(アリババ)と海外向けサイトAlibaba.com(アリババ)があります。
2つのサイトはそれぞれ中国語表記と英語表記にわかれており、ロット数と商品価格、購入方法など、さまざまな違いがあります。
中国国内向けサイトのほうが価格が安い反面、海外向けサイトは小ロットで商品を仕入れることができます。
個人で輸入する際、価格を抑えたいと考えるなら、中国国内向けサイト1688.comを選ぶと良いでしょう。
アリババは安全?日本からでも利用はできる?
アリババは安全に日本から利用することができます。
しかし海外通販サイトを利用したことがない人は「注文した商品が届かない」といったトラブルを目にすることもあり、不安になるかもしれません。
そういった不安を無くすためにアリババ(Alibaba.com)はTradeAssuranceという貿易保証を行なっています。
保証内容
- 支払い保証
- 船積み保証
- 品質・期間の保証
船積み補償は期日に間に合わなかった場合返金が行われます。
品質・期間保証は商品受取から30日以内の商品、契約書の内容と異なる商品の場合は返金の対象となります。
こういった補償を受ける条件としてアリババ指定の支払いを行う必要があり、クレジットカードでの支払いやアリババ指定のシティバンクへの銀行振込が対象になっています。
またTradeAssuranceに対応している出品者から商品を購入しなければ保証の対象になりません。
保証の対象になっている業者は商品ページの右側にTradeAspuranceと記載されているのでそちらを確認してから仕入れをしましょう。
アリババで商品を仕入れる方法
まず仕入れたい商品を「中国語に翻訳して検索する」もしくは「商品画像から検索」します。
中国語に翻訳して商品を検索できない場合、サイトのホームページかアリババのアプリの検索窓横に赤いカメラマークがあるので、ここから画像検索しましょう。
いくつか商品が表示されると思うので、1つずつ商品単価とショップの評価を確認します。
価格表示の左から数量に応じた単価を選ぶことができます。1つの商品ページだけでなく複数のページを確認して比較しましょう。
次に出品者の評価の確認方法ですが、それぞれランクがあります。
- クラウン
- ダイヤ
- スター
の順番でそれぞれ5段階評価にわかれていますので、なるべく段階の高い出品者を選ぶようにしてください。
また評価ページからは合計の出荷数やリピート率、業界平均などを確認することができます。
商品単価や出荷数量、評価やリピート率から信頼できるショップを見極めて仕入れを行いましょう。
1688.comを利用する際の注意点
中国国内向けサイトアリババ(1688.com)を利用する場合、決済にAlipayを利用すふ必要があり、Alipayのアカウント作成には中国の銀行口座が必要です。
なので自分で銀行口座を開設するため、中国に出向かなければなりません。
また1688.comの発送先は中国国内のみなので、利用したい場合は輸入代行業者が必須になります。
Aribaba.comとの違いについて
上記では中国国内向けサイト1688.comでの仕入れ方法を紹介してきましたが、海外版のアリババでは日本語で商品を検索することができる点や、商品ページの見方が違います。
まず仕入れたい商品を日本語検索した後、商品ページから取引価格を確認しましょう。
表示されている取引価格には交渉の余地があるため、問い合わせから価格や数量を交渉します。
その後カード決済や電子送金などの支払い方法を選択し、配送方法や送り先を入力すると輸入することができます。
海外版のサイトでは商品を簡単に輸入することができますが、中国国内向けのサイトを個人で利用する場合、支払いや発送に注意する必要があります。
個人利用が不安な場合は輸入代行を使うのもあり
1688.comでは代行業者が必須ですが、Alibaba.comから商品を仕入れる場合でも、輸入代行業者の利用をオススメします。
輸入代行業者をオススメする理由
- 値下げ交渉をしてくれる
- 商品の検品がある
- 業者とのトラブルに対応してくれる
- 代わりに発送してくれる
- 1688.comを利用できるなど
輸入代行業者を利用すると、仕入れたい商品を業者に伝えるだけで、価格交渉から発送まで全てを代行してもらうことができます。
「輸入転売を始めたくても時間がなくてできない」といった人でも時間を大幅に短縮して輸入ビジネスを始めることができます。
また商品は1度代工業者が検品を行なってくれるので、日本に輸入する前に品質トラブルを回避できることも大きなメリットの1つです。
さらに商品を販売するサイトがAmazonであればFBA発送にも対応してくれる業者があります。
輸入時のトラブルの防止や、作業の時間短縮をしたい人は輸入代行業者を利用してみるのもありかと思います。
アリババで仕入れる方法についてまとめ
この記事では1688.comやAlibaba.comについてその安全性や仕入れの方法、代行業者を利用するメリットなどを解説しました。
中国国内向けサイト1688.comは大ロット低価格での注文が可能ですが、支払い方法や発送の都合上、利用には代行業者が必要です。
また海外向けサイトAlibaba.comは個人で輸入することができ、TradeAssuranceという貿易保証があるので安心して取引できます。
しかし価格や数量の交渉をするので、ある程度英語を理解できるほうが有利だと言えます。
輸入代行業者を利用すれば交渉から検品、発送などを全て代行してくれます。
時間のない人や交渉に自身のない人、トラブルをなるべく避けたい人は輸入代行業者を利用してみてはいかがでしょうか。