この記事では、イーウーマートをご利用いただいている会員様や
利用の検討を考えている方へ向けてへ
中国人担当者との上手に取引するためのポイントを解説しています。
ポイントさえしっかり押さえておけば、
スムーズに取引を行うことができ、快適な輸入ビジネスを行えるかと思います。
では、早速ポイントをみていきましょう。
日本人が中国担当者とやり取りがうまくいかない3つの理由
考えた方や文化の違い
中国人は、日本人とは違い、自己主張をした上で話し合いをすることを重視している文化です。
そのため、中国人の態度が大きく感じてしまうことがあります。
それは、意図的なものではなく、まずは自分の意見をしっかり相手に伝えた上で
相手の意見を聞くという、中国人にとっては普通な事です。
一方日本人は、自分の意見を言わず相手の出方を伺い
他人のことを気にして、自分のことを犠牲にして他人を支える傾向があります。
これは、仕事でも同じです。
日本人は、プライベートな時間を削ってまで、仕事を優先しますよね。
時には、サービス残業も「仕方ない…」と思い、受け入れるときもあると思います。
ですが中国人は、プライベートな時間をとても大切にするため
仕事は決められた時間内でこなそうとします。
日本人は、「仕事が終わるまで帰れない」という発想が多いですが
中国人は「何時までに仕事を終わらせるか」という考え方を主流としているのです。
また、中国人は仕事に対して合理的で、
答えにくい事でもストレートに聞くといったコミュニケーション方法を取っています。
そのため日本人にとって当たり前なことでも、
中国人にとっては当たり前とは限らないので、
仕事に対しての取り組み方に違いを感じることはよくあります。
日本と中国とでは、仕事に対する考えが異なることを理解し、
日本人の感覚を中国人に押し付けないで、取引を行いましょう!
言葉の壁
言葉の壁があることを理解してください。
言葉は、仕事に関係なくコミュニケーションを取る上で一番重要です。
日本語が堪能な中国人の場合も、外国語を使用していることには変わりありません。
言葉の壁があることを十分に理解し、日本人にしか伝わらないような表現は避け、
どんな言葉を使用すれば相手に正確に伝わるかを常に考えるようにしましょう。
では、どんな言葉が「日本人にしか伝わらないような表現」を実例をあげてみます。
日本人にしか伝わらない表現の実例
外国人とやりとりを行う時には、
できる限り分かりやすい言葉にすることで、意思疎通を取りやすくなるでしょう。
また、中国人は冷静尚且つ論理的思考を持っています。
そのため、数字やデータで伝えることでより伝わりやすくなります。
意識する4つのポイントとしてはこちら
- あいまいでわかりにくい
- 聞いていることに明確に答えていない
- 的を絞って話をしていない
- 根拠(数字やデータ)を持たせる
やりとりが上手くいかないとどのような弊害が発生してしまうのか
手間が増える
中国輸入ビジネスでは、メッセージでコミュニケーションをとりつつ取引を行います。
日本人特有の言葉の表現では、
理解が出来ず何度も聞きなおししてしまったりすると、手間がかかってしまいます。
何度も同じ説明をしたり、聞き直したり聞き返したりと
お互いがイライラしまい、最悪取引中止になる可能性もあります。
取引中止になってしまうと、商品を輸入できず
新しい代行業者を探し、一からコミュニケーションの取り直し…と
再出発をしてしまうハメになってしまいます。
そうならないためにも、最初から分かりやすい言葉で取引を行いましょう。
品質が下がる
日本と中国では、品質に対する考えが大きく違います。
中国輸入ビジネスを始めたばかりだと、
国によって品質への認識のズレが生じることを知らない方も多くいます。
中国の「良品」は、日本では「中古品」ひどい時は「不良品」なんてことも珍しくなく
パッケージや外箱が潰れ破れ、商品に疵や割れがあっても
機能が問題なければそれでいいのです。
もちろん、品質が良い工場も多く存在します。
ですが、品質の良し悪しは、実際に商品を手に取ってからでないと分かりません。
ショップとの間に入ってやりとりをしてくれている
中国側担当者と上手に意思疎通が出来ていれば
その商品に対して何を求めているのか、どこを気を付けたらいいのかを
会員様が言わなくても、先回りしてショップに確認してくれます。
売上が落ちる
品質が下がると売り上げが落ちます。
これは、何事も商売をするには当たり前のこと。
誰もが、品質のいい商品を購入したいと思います。
イーウーマートでは、品質を担保していませんが
「日本の品質レベル」を
よく理解した中国側担当者や検品担当がいるため
検品作業は抜かりなく行っており、検品作業で不良品をはじくことで
良品だけを販売し、売り上げに繋げることができます。
会員様よりいち早く商品を手に取る中国側担当者だからこそ
商品の様々な問題点等を見抜くことが出来るでしょう。
中国側担当者とうまくやり取りする方法を紹介
指示的なメッセージで取引を行う
ここでは、どのように伝えたらいいのかを
意識するポイントに事例を交えてお伝えしていきます。
中国側担当者は、会員様から言われた通りのことを行うため
指示している気持ちでメッセージを送ります。
その際、意識することとしてはこちらの4つ
- あいまいでわかりにくい
- 聞いていることに明確に答えていない
- 的を絞って話をしていない
- 根拠(数字やデータ)を持たせる
4つのポイントを意識すると
中国側担当者が次にどのような事を行ったらいいのか
分かりやすいですし、指示を出した方も、
状況を把握することが出来ることができます。
日本人同士のよくある、「言葉にしなくてもやってくれるだろう」「曖昧な言い回し」はNG!
中国側担当者と「上手に取引を行う」ポイントをお伝えしました。
結果的に、このブログでお伝えしたいのは
外国人と取引を行うのであれば、
日本人同士で通じる「言葉にしないでもやってくれるだろう」「曖昧な言い回し」は行わない!につきます。
国民性の違いがあり、戸惑うこともあるかと思いますが
会員様が、「どこをどんなふうに」「●●個をいくらにしてほしい」等
意志・意見をしっかり相手に伝えた上で、仕入値を下げる交渉を行いましょう。
そして、最後にイーウーマートは仲介貿易という
会員様とショップ/工場の間に入って取引(仲介)を行う業務を行っているため
いただいたメッセージをそのまま伝え、返答もそのまま伝えています。
会員様の指示通りに動いていますので、具体的な指示・言葉で取引を行うよう
心がけていただけると嬉しく思います。