転売ビジネスの仕入れにはある程度の準備資金が必要になるため、損失を恐れて初めの1歩を踏み出せない方は少なくありません。
そこでおすすめしたいのが古本転売です。古本転売は用意する資金が少額で済むので、初心者の方にとって初めやすいビジネスと言われています。
この記事は、古本転売についてメリットやデメリット、おすすめの仕入れ先などを解説します。
古本転売は、仕入れ量を増やすほど利益が上がる仕組みになっているので、今の収入に満足していない方や将来に不安を感じている方はこの機会にチャレンジしてみてください。
古本転売とは?
古本転売とは古本屋やチェーン店などで安く仕入れてネットで販売したり、フリマアプリやネットオークションで中古本を仕入れてAmazonで販売したりする転売ビジネスの方法です。
基本的には古本屋やチェーン店を回って本の相場を調べながら、次々に大量の本を仕入れていきます。
古本転売に必要なもの
古本転売初心者の方は、どんな本を仕入れれば良いかわからないのではないでしょうか。
そんな時に役立つのがAmazon売れ筋ランキングと専用のツールです。
まずは、Amazon売れ筋ランキングのカテゴリーから売れている商品を見つけます。
次に、在庫切れになっているものを探します。在庫切れ商品は販売できる可能性が高くなるので、積極的に仕入れると良いでしょう。
ただし、ランキングを全て把握するのは不可能なため、アプリやバーコードスキャナーを使用しましょう。
古本仕入に必要なアプリ
古本仕入れに向いているアプリはAmacordやAma-Jackなどがあります。
たとえば、Amacordは古本のバーコードを読み取るだけで、Amazonでの新品価格や中古価格を瞬時に把握することができるため、利益計算をする際に役立ちます。
また、在庫切れになっている商品をアラートで知らせてくれる機能もあるため、便利なツールと言えるでしょう。
Ama-jackでは直近3カ月で古本がいくつ売れているか表にまとめられて表示されるため、仕入れ数量の目安になります。
売れ筋ランキングを全て把握できない方はこうしたツールを利用すると簡単に仕入れ商品を選定可能です。
古本仕入れに必要なツール
大量の本を仕入れる際に役立つツールはバーコードスキャナーです。
5,000円から40,000円までと機能によって価格はピンキリですが、これ1つあれば、その場でスマホやiPhoneに情報を取り込むことができるため、大量の本の仕入れ価格を把握することができます。
ただし、古本屋やチェーン店の中にはこうしたツールの利用を禁止している店舗もあるため注意してください。
古本転売初心者の方の販売先は主にAmazon
仕入れた商品の販売先は主にAmazonになります。その理由は利用者が4,000万人以上ということに加えて、誰でも出店できることや、Amazonでの販売価格を中心にツールを使ってリサーチしているからです。
Amazonでの転売ビジネスはノウハウが確立されてており、誰でも真似しやすい環境が整っている点も初心者にオススメの販売先と言えるでしょう。
特に古本転売は一時期に比べてライバルが少なくなっていることも今から初めて利益を出せる可能性があるビジネスと言えます。
古本転売のメリット・デメリット
古本転売には下記のメリットとデメリットが存在します。
古本転売のメリット
- 長く続けるほど知識が蓄積されて稼ぎやすくなる
- 大量の本を読める
- 他の転売ビジネスに比べてライバルが少ない
中古転売のデメリット
- 作業効率が悪い
- 薄利多売になる
- スペースの確保が難しい
中古本の転売は少額から始められるため、失敗してもダメージの少ないビジネスなのでメリットとデメリット比較して挑戦してみてください。
中古本のメリット
中古本のメリットは長くつづけるほど知識が蓄積されていき、利益が出せる商品をすぐに判断できるようになることです。
専用ツールを使って漫画や雑貨、専門書など、あらゆるジャンルの本をリサーチしていくため、慣れてくれば商品棚をみるだけである程度判断が可能になります。
仕入れのスピードが上がれば、1日で回れる店舗数も増えるため、その分利益を出せるようになるでしょう。
また、仕入れ本は中古品として出品するので、実質無料で本を読めるのもメリットの1つと言えますね。
最近では中古本の転売から家電やアパレルなど、複数商品の転売に移っている方も多く、ライバルが少なくなったこともこれから古本転売を始めるメリットになっています。
中古転売のデメリット
中古本の仕入れのために古本屋やチェーン店を回らなければならず、大量に本を仕入れるには車が必要です。
仕入れた古本は1つずつ状態を確認して出品作業や梱包作業に追われるため、時間がかかることもデメリットと言えます。
また、1つの商品での利益は数百円程度のものが多く、単価の高い本を仕入れられなければ、思うように利益を伸ばせないでしょう。
利益を伸ばすために大量の本を仕入れると在庫管理が難しくなり、スペースの確保と同時に、日焼けや汚れが発生しない環境を整えなければなりません。
効率化するためには、AmazonのFBAサービスという、商品の管理や発送、お客さま対応をAmazonが代行してくれるサービスを利用する必要がありますが、手数料で利益が減ってしまうので注意してください。
古本はどこから仕入れるのがおすすめ?
古本の仕入れは地域の古本屋やチェーン店、フリマサイトやオークションサイトがおすすめです。
たとえば、地域のブックオフや古本屋に行き専用のツールを利用して古本の中古価格をリサーチします。
その場合で利益が出せそうか確認できるので、売れる商品を仕入れるだけです。
中にはセット販売されている本もありますが、こうした商品はツールを利用できません。
セット販売になっている分、価格が抑えられている可能性がありますが、ほとんどの店舗ではネット上での相場を加味した価格になっています。
ただし、相場よりも安く仕入れらるセット本もあるため、気になる商品は中古価格を調べてみてください。
また、フリマアプリやネットオークションに出品されている古本の中には、相場とかけ離れた商品があります。
こうした商品は処分用に出品されているので、相場を調べていないことがほとんどです。写真や説明欄に書かれている本の状態から、利益が出せそうな商品は積極的に仕入れて行きましょう。
古本転売で稼ぐコツとは
古本転売で稼ぐコツは古本の旬を知ることです。
中古本の中には参考書や専門書、プレミアがついた本などの時期に関係なく、利益が出せる本とその時期限定で価格が上がる商品があります。
たとえば、ゴールデンカムイや鬼滅の刃など、TVやSNSで流行したものは、その時期に販売すれ利益が出せます。アニメ化や映画化、連載終了作品など、トレンドに上がるものは常にチェックしておきましょう。
買い占めやあまりに高額で転売する行為は、他の方にも迷惑になるため注意してください。
漫画以外にも月刊号や週刊号などの雑誌に付録がついた本は、その時期にしか手に入らないので付加価値がついて利益の出せる商品になります。
ポーチやカレンダーなど、ブランドや人気芸能人とのコラボ商品は仕入れて損の少ない本になるで注目しておきましょう。
古本転売についてまとめ
この記事は古本転売についてメリットやデメリット、おすすめの仕入れ先について解説しました。
古本転売は準備資金が少額で済むことに加えて、失敗しても損失の少ない転売ビジネスです。
Amazon売れ筋ランキングを調べて、メルカリやラクマなど、フリマアプリ上で出品されているものを落札すれば、店舗に出向く必要がないため自宅にいながら気軽に始められます。
また、店舗仕入れは無料アプリか5,000円程度のバーコードリーダーを購入するだけであとはお店に行くだけです。
現在の収入に満足していない方や将来に必要な資金を増やしたいけど何から始めていいかわからない方は、古本転売にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。