中国輸入で利益をしっかり確保して健全な経営を行っていくために、原価計算は必須です。 なぜなら、原価計算がしっかりとできていなければ、赤字になる可能性が高くなるからです。
そこで今回は、「中国輸入における原価計算方法について」解説していきます。
このブログをご覧いただくと
- 正確な原価を出すための計算方法が分かるようになります。
- 正確な利益を出すことができ、赤字が発生するリスクを回避することができます。
では、さっそく見ていきましょう。
原価計算が必要な中国輸入ビジネスの費用5選とは?
中国輸入ビジネスで原価計算が必要な費用は次の5つになります。
- 商品代金
- 配送費
- 販売手数料
- 代行業者利用料
- 関税
今回はあくまで中国輸入ビジネスで原価計算が必要な費用のスタンダードのご紹介なので、もしかしたら、皆さんが利用されている業者によってこの5つの費用と異なる方もいるかもしれません。
その場合は、気にせずにさらっと読み進めてくださいね。
中国輸入で発生する費用の原価計算方法とは?
では、先に挙げた5つの費用の原価計算方法はどのようにするのか?具体的に一つづつ見ていきましょう。
【中国輸入】商品代金の原価計算方法とは?
商品代金の原価計算方法はいたって簡単!!以下の通りです。
商品代金×仕入れ個数×為替 = 商品代金原価
※この場合の商品代金は、【中国元】で計算しましょう。
商品代金は、その時の為替によって異なることはもちろん、仕入れ個数によって商品代金が変わる場合もあります。 そのため、商品代金の原価計算を行う場合、為替や仕入れ個数による金額の変動を必ずチェックして計算していきましょう。
商品代金は、中国輸入の中でもっとも大きな費用です。 もし商品代金の原価計算を間違えてしまったら、大変なことになるので、ぜひ商品代金の原価計算は正しく行えるようにしましょう!
【中国輸入】配送費の原価計算方法とは?
配送費は、基本的に1Kgで◯円などで計算されることが多いです。 しかし、配送業者によっては、配送費は重量だけでなく、サイズも計算に関係してくる場合もあるので注意しなくてはいけません。
したがって、配送費の原価計算を行う場合は、荷物のサイズと重量の両方を必ずチェックし、利用する配送業者に合わせた配送料原価を計算していきましょう。
【中国輸入】販売手数料の原価計算方法とは?
販売手数料は、インターネットショッピングサイトを利用して商品を販売した際に発生する費用がで、サイトによってその割合は違います。 とはいえ、販売手数料は商品代金に対してのパーセンテージで計算されことがほとんどなので、原価計算自体はとても簡単です。
しかし、AmazonFBAの利用者は販売手数料の原価計算の中に、FBA利用料も含めなければいけないので注意が必要です。
例えば、AmazonFBA利用料に含まれる、在庫保管手数料や長期保管手数料です。
まず在庫保管手数料は商品のサイズでその金額が決まるので、商品1個当たりの在庫保管手数料は割と安いです。 しかし、大量の商品をAmazon倉庫に預けると、当然在庫保管手数料も高くなるので FBAを利用して販売する商品のサイズや数を把握して、正確な在庫保管手数料を計算しなくてはいけません。
またAmazon倉庫で1年以上保管されている商品がある場合、長期保管手数料という費用もさらに発生します。 この費用はとても大きくて、原価計算をまちがえると赤字になる可能性が非常に高いので、特に売れ行きの悪い商品がある場合は、長期保管手数料の見落としに充分注意しましょう。
【中国輸入】代行業者利用料の原価計算方法とは?
代行業者利用料は、代行業者を利用した際にかかる料金のことで、大きく分けて月額制と手数料制の2種類があります。
代行業者利用料内訳
【月額制】→毎月定額料金を支払います。
【手数料制】→毎回仕入れた商品に対しての数パーセントを手数料として支払います。
中には中国国内送料を含めた合計金額で、利用手数料の計算を行なっている代行業者もあります。 その場合、代行業者利用料が大きく変わってくるので、商品代金だけでその金額を計算しているのかを必ず確認しておきましょう!
【中国輸入】関税の原価計算方法とは?
関税をを計算して把握するためには、消費税や通関手数料も含めた計算が必要です。
また商品の種類ごとに関税率が変わるので、先に紹介した費用に比べて関税の原価計算はとても難しいです。 もし関税の計算方法をマスターしているのであれば別ですが、わからない場合は、税関に問い合わせて関税を把握しましょう。
まとめ
今回のお話をまとめると、ポイントは次の2つです。
- 原価計算を行なっていないと赤字になる可能性もある
- 原価計算に必要な費用は商品代金、配送費、販売手数料、代行業者利用料、関税の5つ
たしかに原価計算は面倒な作業かもしれません。
しかし、原価計算を行なっていなければ、中国輸入で大きく稼ぐことはできず、むしろ赤字になって失敗してしまう可能性があります。
そのため、原価計算はしっかりとやっておきましょうね。