【中国輸入】仕入れの不良品は返品できる？対処方法や対策を解説

今回の記事では、中国から仕入れた商品で、万一不良品を発見した場合、返品することが可能なのかどうかについて解説していきます。

中国からは安く仕入れることが出来る一方で、商品の不良率が高いという現実を知っておく必要があります。仕入れた商品が多ければ多いほど、不良品に遭遇する頻度も比例して高くなるでしょう。

ですが、仕入れ金が勿体ないから、などと言った理由で仕入れた不良品を新品と謳って販売してしまうと、購入者からの信用を失くだけでなく、販売サイトのアカウントが停止に繋がる可能性もあります。

こういった理由から、仮に不良品を仕入れてしまっても決して販売してはいけないことを肝に銘じておきましょう。

ですが、せっかく代金を払っているのに実際の商品が不良品だと、泣き寝入りするしかないのでしょうか？

日本国内ではネットで商品を購入した際、不良品だともちろん商品の返品や交換ができるのと同じように、中国で仕入れた商品も不良品であれば返品もしくは交換したいですよね。

そこで今回は、中国から仕入れた商品の中に不良品があった場合、返品・返品交換ができるのかについて解説していきます。

この記事をご覧いただくことで、中国から仕入れた不良品を返品できるのが分かるようになり、不良品を防ぐための方法も身につけることができますよ！

不良品の定義・種類について正しく理解しよう

まずは、不良品の定義について理解しておきましょう。

そもそも不良品の定義をきちんと理解していなければ、不良品と知らずに販売してしまう可能性もありますので、それを避ける必要があります。

そして、以下に当てはまる商品は不良品と言われるものに該当します。

中国から仕入れた商品にこのような不良品が紛れ込んでいる場合、販売することは、ほぼ不可能です。

そのため、商品を返品できなければ、不良品分の商品代金が損失（赤字扱い）となってしまいます。このような損失は資金に余裕がない中国輸入初心者の方にとっては、大きなダメージになるでしょう。

結論からお話ししますと、万一不良品を仕入れた場合、仕入れ先によって返品できる場合と返品できない場合があります。

ですが、仮に不良品の返品を受け付けてくれる仕入れ先であった場合、海外へ発送しないといけないので、手間が発生するだけでなく、返品の際にかかる送料もこちらで負担しないといけない場合が多いです。

最悪、返品送料の方が商品代金よりも高額になる場合もあるので、よほど大きな損失（100個仕入れた商品がすべて不良品だったなど）ではない限り、海外から発送された商品の返品自体、あまり現実ではないと言えるでしょう。

また、そもそも不良品を返品できない仕入れ先である場合、支払代金は戻ってこないですから、あいにく諦めざるを得ません。

そのため、中国輸入では不良品を仕入れたくなければ、「不良品を仕入れないように事前に防ぐこと」が最も重要と言えるでしょう。

中国から仕入れた商品の中から、万一不良品が出ても、返品を行うことは現実ではないことをご理解いただけたことでしょう。

そもそも不良品を仕入れないようにするために、不良品を事前に防ぐことが重要となることを先ほどお伝えしました。

そこでここからは、不良品を防ぐ2つの方法について解説します。

中国輸入で主に利用する仕入れ先として、タオバオ、アリババ、天猫（Tmall)などがあります。これらの仕入サイトでは、ショップごとに、今までの取引実績に基づいた評価を見ることができます。

基本的には、評価が低いショップは、不良発生率が高いと考えましょう。そのため、評価の低いショップは、仕入れ先の候補から外すようにしましょう。

また、同じ価格で複数のショップが出品している商品の場合は、評価の高いショップから仕入れを行うようにしましょう。

このように、評価を確認して仕入れ先を選定するだけで、不良品を掴む確率が格段に下がります。

輸入代行業者は、商品の仕入れだけでなく、日本への発送前に目視で簡易検品も行ってくれます。

この際に、明らかに壊れているものや注文書と違う見た目の商品は、基本的に検品時に省かれますが、箱を開けないと中身がわからない商品も中にはあります。

そのため、箱の中身を見ないとわからないものに関しては、有料にはなりますが、開封検品を依頼を行う方が安全です。

しかし、それでも不良品を受け取ってしまった場合には、ヤフオクを使って不良品を販売するという方法もあります。

基本的に不良品の販売はNGですが、ヤフオクでは、タイトルや商品説明欄に「不良品」と記載しておけば、販売することができます。
※ヤフオクで不良品を販売する際、実際の商品状態と説明欄に相違がないようにすることが重要です。例えば、不良品にも関わらず、「新品未使用」と記載するのはNGです。

ヤフオクで不良品を販売する場合、不良品でない場合よりも売れる金額は下がってしまいますが、仕入れ分の代金を回収できるだけでもラッキーと考えましょう！

今回は、中国から仕入れた商品の中に不良品が紛れ込んでいた場合の対処方法などについて解説しました。

今回のお話をまとめると、ポイントは次の3つです。

不良品の発生は中国輸入を長らく経験している人からすると日常茶飯事の出来事です。中国輸入ビジネスの成功は不良品と上手く向き合うことなしでは語れない、と言えるでしょう。

不良品が出てしまっても、「仕方ない」で済ませるのではなく、事前に不良品を防ぐための行動をしっかりと行っていきましょう！