中国の通販サイトを利用した転売ビジネスでは、利用するサイトにもよりますが「色違い」や「造りが粗い」といった商品が送られてくることはよくあります。
ですがそもそも商品も送られず、送られてきても全く違う商品が届いた場合は、その中国通販サイトが詐欺サイトの可能性が高いです。
そこで詐欺サイトの特徴から詐欺にあわないための注意点について解説します。
また詐欺サイトを見分けるためのチェックポイントについても紹介していますので、中国通販サイトをよく利用されている方は参考にしてみてください。
中国通販サイトでも見かける?詐欺サイトの特徴とは
日本から中国の通販サイトを利用する場合、自分が知っている中国通販サイトを使っているのではないでしょうか。
その場合、広く認知されている大手サイトの可能性が高く、サイト自体が詐欺サイトの可能性は低いです。
しかし欲しい商品を検索して、たまたま利用したサイトがよく知らない中国通販サイトなら詐欺サイトの可能性があります。
詐欺サイトの特徴
- 手に入らない限定品の商品が販売されている
- 多くの商品価格が相場の半額以下
- 限定や先着といった広告を多用している
- 日本語に変換された不自然なサイトの作りになっている
詐欺サイトは中国の通販サイトなのか、日本の通販サイトなのかよくわからいのが特徴です。
上記の項目で挙げているように、最初は価格の安さや希少価値の高い商品などでサイトに誘導します。
次に安心してもらえるように、大手のサイトを模倣した、しっかりと作り込まれているサイトで安心感を与えています。
ですがそもそも中国通販サイトは日本語に変換されていませんし、日本語に変換されているサイトは中国企業が海外向けに作ったサイトになります。
サイトの運営元を確認すれば、詐欺サイトの可能性が高いサイトなのかはわかるようになっています。
しかし知らないサイトであっても商品価格が安いことや限定品が売られているサイトの場合、そちらに目がいってしまい騙されてしまうこともあるので、詐欺サイトの見分け方を紹介します。
利用した通販サイトが詐欺サイトの可能性も!サイト内のここをチェック!
詐欺サイトの特徴を紹介しましたが、全てのサイトが詐欺サイトではないので、購入するまでは、判断できないこともあります。
そこで「詐欺サイトの可能性がありそうだ」と感じたときにチェックしたいポイントを挙げています。
チェックポイント
- 会社情報は明記されているのか
- 支払い方法が極端に少なくないか
- URLが不自然な文字列になっていないか
- サイトの口コミはあるのか又は悪い評判は出ていないか
先の項目で紹介した詐欺サイトの特徴と照らし合わせた上で、疑わしいようであればチェックポイントを参考にしてください。
また通販サイトの中には大手通販サイトを装ったサイトもあるので、その時はURLを確認しましょう。
通常ネットショップが使っているURLは会社名やショップ名を元にした文字列になっているのが一般的です。
またURLに会社名やショップ名があっても、文字の順序を変えただけのURLにしている場合もあるので注意してください。
詐欺に合わないために気をつけること・注意点
知っていても騙されてしまうのが詐欺ですが、実際に被害に合わないためには特徴を知って対策することが重要です。
これまで特徴やチェックポイントを紹介しましたが、さらに詳しく詐欺に合わないための注意点があります。
まずどんなサイトでも商品を購入する場合は、返品などのトラブルが起きたときの利用規約をしっかりと確認しておきましょう。
利用規約にはキャンセルや返品に伴う条件が記載されています。
そもそもこういった情報が載っていないサイトは詐欺サイトと思って間違いありません。
中には情報だけ載せておいて対応はしないといったサイトもあるため、やはり運営元の情報を調べたり、支払いが個人口座になっていないかも気にしておきましょう。
また連絡先が載っていても連絡が繋がらないパターンもあるので、事前に繋がるか確認することも有効です。
もし詐欺にあった場合の対処方法
海外通販サイトを利用して詐欺にあったしまった場合は、すぐに銀行やクレジットカード会社、警察に連絡しましょう。
入金前であれば、クレジットカード会社や銀行に理由を説明して入金処理を停止してもらえる可能性があります。
また万が一入金してしまった場合は警察に連絡しましょう。
中国通販サイトは海外のサイトのため、被害届けが受理されない可能性がありますが、被害状況によっては対応してくれる場合もあります。
ですが海外通販サイトでの詐欺は国内の詐欺とは異なり、対応が難しいため泣き寝入りしてしまうことが多いです。
詐欺に合わないためにも購入前には特徴とチェックポイントを確認して、詐欺に合わないようにしましょう。
中国の通販サイトで安全に利用できるサイトはあるの?
詐欺サイトに引っかからないためにも、中国通販サイトを使う場合、運営元がわかる会社の通販サイトを利用しましょう。
アリババや京東商城、Banggoodなど有名な企業に限らず、通販サイトの運営元を調べて、どういったサービスを提供しているのかがわかれば安心して通販サイトを利用できます。
注意点としては、日本企業の通販商品に対する認識と、中国企業の通販商品に対する認識が異なることを理解しておくことです。
中国通販サイトでは、色違いや多少の傷はあっても仕方ないといった感覚のセラーが多いので、購入前にはセラーの評価を見て、粗悪な商品を取扱っていないか確認しましょう。
中国通販の詐欺サイトについてまとめ
中国通販の詐欺サイトについてサイトの特徴や購入前のチェックポイント、詐欺にあってしまった後の対処法などについて解説してきました。
実際には詐欺サイトが中国の通販サイトなのか日本のサイトなのかわからない中で、被害にあっている方が多くいます。
ドメインを調べることで、日本のサイトなのか海外サイトなのかはわかりますが、商品を購入するのにURLまで確認する人は少ないでしょう。
なので詐欺にあわないためにも、上記で紹介した詐欺サイトの特徴とチェックポイントをしっかり抑えて対策していきましょう。
また一度被害に遭ってしまうと、クレジットカードなどの個人情報が流出してしまうので、変更できるものは変えておくことも大切です。